感染予防のためのクリーニングしよう!~保険と自費のちがい~
2020/12/25
今年は新型コロナウイルスで終わった1年であったように思っております。当院では健康なお客様で予防のためのクリーニングは、自費でおこなっていただくことをお勧めしております。
「保険で行うクリーニングと自費のクリーニングは何がちがうの?」
とよくご質問をいただきます。その違いをお話ししていきます。
保険のクリーニングは、「病気を治す」ためのクリーニングになります。保険診療は病気を治すためのものであり、予防のためのものではありません。予防接種も自費であるのと同じです。
では、施術内容の違いはどうでしょうか。保険のクリーニングは、歯石をとって、機械的に歯面を研磨するという施術になります。歯の着色は病気ではないので、保険のクリーニングでは追求しておりません。また、機械的に歯面を研磨するといっても、口の中のねばつきや口臭、お口の中の細菌の塊であって、歯周病の一番の原因となるバイオフィルムを取り除くまでは行いません。施術時間も10分程度であります。
一方、自費のクリーニングは、歯の着色、歯石、バイオフィルムをそれぞれの専用機器によって、確実に除去していきます。口臭予防対策として舌クリーニングも行って、施術時間は50分であります。お口の中を徹底的にきれいにするのには、これぐらいの時間がかかります。施術後の舌触りは、ツルっとして、スッキリします。
新型コロナウイルス感染予防として、「うがい」の文言がありますが、うがいだけでは、歯に付着している悪玉細菌まで取り除くことはできません。歯ブラシだけでは6割ぐらいしか取り除けないということが言われております。感染予防に注意するときだからこそ、専門家でのクリーニングをしていただきたいと思います。