歯周病予防は進化しています! ~歯周病菌でリスクがわかる!~
2021/05/22
大人が歯を無くす第一の原因が歯周病。その歯周病菌の種類は以前は300種類と言われていましたが、今では、800種類を超えると言われています。その中で、 極悪御三家として 、ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.g菌)、トレポネーマ・デンティコーラ(T.d菌)、タネレラ・フォーサイシア(T.f菌) があります。 この中の親分は、ポルフィロモナス・ジンジバリス(P.g菌)です。このP.g菌のPCR検査を行い、感染状況(陽性、陰性)を数値化することで歯周病のリスク評価ができます。歯周病のリスク評価によって、1人1人にあったお口のケア方法を行っていくことで、一生健康的な歯や口元で過ごすことができます。
P.g菌に感染したとしても、この菌は、害を与えることなく、細々と弱々しく生きています。 ところが、お口の中が不潔になり、ミュータンス菌(虫歯菌)が歯に付着し始めると、住みやすい環境を作るため細菌同盟を結び、歯に強固に付着するようになります。ある量に達すると、歯肉に炎症が起こり、歯肉の内面に潰瘍が形成され、血が出るようになると状況は一変します。密かに細菌同盟に参加していた少数派のP.g菌は、血液を栄養として、数百倍から数万倍まで 数が増えます。 そして、骨を破壊していくことになります。
当院でも歯周病菌検査ができます。4900円で自分の歯周病リスクを知って、歯周病予防をしていきましょう!