がん治療を受ける方は ~口腔ケアがお役立ちします!~

2021/07/08

がん治療を受ける方は ~口腔ケアがお役立ちします!~

◆がんと歯科ってどう関係あるの?

 がんの治療中は、口に様々なトラブルが起きやすくなります。アメリカ国立がん研究所のデーターでは、抗がん剤治療を受ける人の40%に口内炎などが起こります。またさらに強い抗がん剤を使う骨髄移植や白血病治療では80%の方に、口のトラブルが起きます。口の周りの放射線治療では、実に100%近く口内炎などのトラブルが起きます。

 以前はこうした副作用は、仕方ないこととされてきました。また、抗がん剤が強くなるにつれて、口内炎などの副作用も以前よりも辛いものになってきました。

◆がんとの闘いを有利に進めていこう!

 現在は、副作用の口内炎などの苦しみをゼロにはできないまでも、「痛みをできるだけ軽くしていこう」「しんどい期間を少しでも短くしよう」という観点から、合併症の原因となる口の中の細菌をできるだけ減らすため、がん治療を始める前から歯科での口腔ケアを受けることが必須となっているのです。口内炎などがひどくなってからでは、口腔ケアも限られてしまいます。「がん治療を受けることになったらまずは歯科へかかる」ということが大事です。

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