歯がしみる! ~夏になって冷たいものがおいしいけど~ 虫歯との違いは?
2021/07/22
虫歯に似た症状の知覚過敏は、歯の表面のエナメル質の下の象牙質が露出し、神経に刺激が伝わることで起こります。原因は加齢や力強い歯磨き方法や歯周病、ホワイトニング、歯ぎしりなどさまざまな場合があります。とある統計によると、3人に1人が知覚過敏に悩んでいます。
冷たいものを飲んだときに「キーン!」「ズキーン!」と響いた経験はありませんか?食事のたびにこんな思いをしていては、毎日辛いですよね。「知覚過敏かも?それとも虫歯?」と悩むことはあるでしょう。知覚過敏の症状やメカニズムについてまずは知っておきましょう。
よく知られている知覚過敏の症状としては「冷たいものがしみること」ですが、熱いものや甘いものでもしみることがあります。これらは虫歯と同様な症状なので、この症状だけでは知覚過敏とはわからないものです。虫歯とは違う症状の一つに、「痛みは一時的で、10秒程でおさまる」というものがあります。虫歯は慢性的だったり、持続的にいつも痛みがあります。知覚過敏は飲んだり食べたりしたときや歯磨きをしたとき、また歯に風が当たったときなど、刺激を受けたときだけ痛みます。また、叩いてみたときに、ズーンと響くような痛みがあれば虫歯の可能性が高く、痛みを感じないのであれば知覚過敏が疑われます。軽度の知覚過敏であれば自然治癒することも多いですが、痛みが強い、頻繁に痛むというのであれば、放っておいては治らない症状となります。