これでバッチリ!歯周病予防!
2021/09/09
★歯周病の検査をまずは受けにいこう!
「歯周病は、いつの間にか歯がグラグラして、そして抜けてしまう怖い病気」っていうことはご存知かと思います。でも、歯周病はそんなに怖い病気ではありません。多くは症状の進行は緩やかで、早めに病気に気づくことができれば、予防や治療をすることで、健康的なお口になっていきます。でも、歯周病で苦しむ患者さんがあとをたたないのはなぜでしょう?それは、手遅れで受診される方が多いということです。
歯周病は、「沈黙の病」と呼ばれるほど、見逃しやすい病気です。痛みなど自覚症状が乏しく、歯みがきで出血していても、「そのうちよくなるだろう」と思いがちで、ついつい歯科医院への受診を先延ばしにしているうちに、治療をしても健康にはならない状態になってしまいます。歯周病が進行して、歯を支える歯周組織が破壊されてしまうと、治療によって炎症を治して、歯周病の進行をできるだけ止めることになりますが、残念ながら失われた付着と歯槽骨(歯を支える骨)は元通りにすることはできません。とにかく早く受診することが一番になります。
★再発予防や健康的なお口を保つためにはメンテナンスが必須!
歯周病を治療した患者さんの歯ぐきは、一見健康そうに見えますが、健康な人よりも歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)が深くなっていることが多いです。そうするとプラーク(歯垢)が溜まりやすく、歯石も付きやすいので、「治療が終わった!」と油断していると、歯周ポケットの細菌によって、すぐに再発してしまうことになります。
治療を終えても健診とともに、自宅のケアでは取り切れない細菌をプロのクリーニングを定期的に行っていけば、年齢を重ねても健康なお口でいられます。また、今は歯周病ではない方も、プロのクリーニングで予防をしていきましょう。