キシリトールガム ~歯科医院で販売しているのと市販品と何か違う?~

2021/12/09

キシリトールガム ~歯科医院で販売しているのと市販品と何か違う?~

 キシリトール"は虫歯にいいとして、広く知られるようになりました。 今では多くのキシリトールガムの種類がありますが、市販品と歯科専売品でどのような違いがあるかご存知ですか?

 

 その前に「キシリトール」ってどんな成分なのか、おさらいしてみましょう。キシリトールは「むし歯の原因となる酸を作らない糖アルコールの一種で、シラカバやカシなどの樹木や植物からつくられる甘味料」です。虫歯菌(ミュータンス菌)は、口の中に残った糖をエサに酸を発生して歯を溶かしてしまいますが、キシリトールは虫歯菌のエサにならない甘味料ということになります。

 

 では、市販品と歯科医院専売品のキシリトールガムって、パッケージはよく似ていても何が違うんでしょうか?その1番大きな違いは、"キシリトールの含有量"です!歯科専売品のガムには、甘味料としてキシリトールが100%配合されており、キシリトール以外の甘味料は含まれていません。市販品ではキシリトール以外にも糖質が含まれているため、キシリトールの効果を十分に期待することができません。歯科専売品のガムにはその他にも、

歯にくっつきにくいガムベースが使用されているため、義歯や矯正、仮歯の方々でも安心して食べられる
・市販のものよりガムベースが硬いため、噛む力を鍛えることができる。咬むことによって唾液の活性を促す。
など、様々なメリットがあります。

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