片側噛みは危険!「偏咀嚼」について ~その③ 片側噛みの癖を治す方法は~
2022/02/16
片側噛みを続けていると、使っていない方の顎の咀嚼筋(下あごの運動に関わる筋肉)という筋肉が衰えてしまいます。そこで、反対側の筋肉を、ガムなどを使ってトレーニングしてあげるとよいでしょう。
用意するガムは、キシリトールなどが配合されている、粒タイプの「歯科用ガム」です。「歯科用ガム」は、キシリトール以外の甘味料は配合されてなく、市販の物より硬いので、噛む力を鍛えられるといった特徴があります。
1.歯科用ガムを3粒用意する
2.姿勢を正し、顎を少し引く
3.ガムを利き顎ではない方に2粒、利き顎の方に1粒入れる
4.鼻呼吸を意識しながら10分間噛み続ける
慣れるまではうっかり姿勢が悪くなってしまったり、途中で噛むのを止めてしまったりするかもしれませんし、顎が疲れてしまうかもしれません。まずは10分間休まずに続けることを目指していきましょう。顎が疲れてくるのは筋肉を使っている証です。ただ、顎関節症などで顎が痛い方は、状態が悪化するといけないので無理して続けないようにしてください。
歯磨きの後にやれば忘れないですし、キシリトール配合の歯科用ガムなら虫歯予防にもなって一石二鳥ですね。慣れてきたら時間を延ばしてみることも、より効果が期待できます。
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