女性は歯周病になりやすい
2019/06/19
★女性の歯の危機は3度来る!!女性ホルモンと歯周病の関係
女性のほうが歯周病のリスクが高いということを、ご存じでしょうか。歯周病の悪化には、女性ホルモンが大きく関わっていることがわかってきています。女性ホルモンには、ある特定の歯周病菌の増殖をうながしたり、歯周組織の炎症をより悪化させたりする作用があるのです。
女性ホルモンの分泌は、ライフステージで変化します。女性の場合は、単に加齢によるものだけでなく、ホルモンバランスが大きく変化するため、歯周病になりやすい時期が3回あります。思春期と妊娠・出産、そして更年期の3つです。
★妊娠中の歯周病は子供にも影響!?
妊娠中は、ホルモンバランスの変化だけでなく、つわりによる吐き気がひどくなったりします。食生活が不規則になったり、歯磨きが出来なかったりして、歯肉炎のリスクが高くなることはよくあります。
また、妊娠中に歯周病になると、母体や胎児に影響がでてくることがあります。母親が歯周病の場合、血液中に歯周病菌が混入して、胎盤を通して胎児に感染してしまう恐れがあります。
さらに、 早産の原因にもなります。ホルモン再生が活発になってしまって、まだ生まれる週数に達していなくても、お産が始まってしまい、早産になるとされています。歯周病の妊婦が早産や低出生体重児となる割合は、7倍以上と言われています。これは、アルコールやタバコ、高齢出産など、他の早産リスクよりもはるかに高いのです。
定期的なクリーニングを受けていきましょう。