歯の黄ばみが気になる! ~若い時は白かったのに、加齢によるもの~
2022/04/06
若いときは白い歯だったのに、歳を重ねるにつれて歯の黄ばみが気になるようになったと感じる方は多くいるのではないでしょうか。それでは、どうして加齢によって歯が黄ばむのでしょうか?歯が黄ばむ原因は多くありますが、その中でも一番の原因である「加齢によって歯が黄ばむ」を解説します。
1)エナメル質が薄くなる
歯の表面のエナメル質は、ブラッシングや食べ物によって摩耗します。また、食品に含まれる酸などで溶けるため、年齢を重ねるにつれて徐々に薄くなるのが一般的です。エナメル質の内側には象牙質があります。象牙質は元々黄色いため、歯のエナメル質が薄くなると、象牙質の色が透けて見えるようになり、それが加齢によって歯が黄色くなる原因のひとつです。
2)象牙質の黄色みが強くなる
もともと象牙質は黄色い色をしていますが、加齢によって徐々に黄色みが強くなっていきます。象牙質の色が濃くなることで、それがエナメル質から透けて見えやすくなることもあります。
3)歯の亀裂による色素沈着
歯の表面には実は細かな亀裂があります。歯に見られる細かな亀裂も加齢の影響のひとつです。歯に亀裂が入ると、そこに飲み物や食べ物の色素が入り込みます。そのため、歯に黄ばみが見られるようになるのです。
次回は、加齢によるもの以外の黄ばみについてお話します。
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