【ブレクタイム】歯に関することわざなど
2022/06/16
先日テレビのクイズ番組を見ていて、「明眸皓歯」の意味を問うクイズがありました。読み方も難しいですよね。「めいぼうこうし」と読み、意味は「澄んだ美しい眸(ひとみ)と整った皓(しろ)い歯のこと。美人の形容詞でもある」です。そこで歯に関することわざなどを並べてみました。
・歯切れ
口調や処置がてきぱきしているかどうかを表現する際に使われる。
・歯がゆい
思うようにならずもどかしいときに使われる。
・歯が立たない
自分の力では対応できないときに使われる。硬い食べ物に歯が立てることができないことからできた言葉のようです。
・歯の抜けたよう
必要なものが欠けてしまって寂しい状態を表す。歯が抜けてたら締まらないというか寂しい感じですよね。
・歯が浮く
キザで気持ちの悪い、不快な言葉をかけられた際に使われる。軽薄であったりうすっぺらい言葉を並べられたりするときに使う言葉ですが、どうも「歯が浮く」という感覚って実際にどうなんでしょうね?
・奥歯にものがはさまる
ものの言い方が率直でなく、なんとなく裏に悪意やとげを持っているような、気になる言い方の形容である。
・ごまめの歯ぎしり
力のない者が、やたらに憤慨し悔しがるのを、そばから見ていて冷やかす言葉。ごまめはカタクチイワシという小さなイワシを干したもので、そのイワシのように力のないものが、いくら歯ぎしりをして悔しがっても、どうにもならない、という意味。
・歯牙(しが)に懸くるに足らず
相手としてまるで問題にしないこと。眼中にないこと。
・獅子の歯がみ
獅子が恐ろしい形相で怒ること。ひどく怒ることのたとえ。相手としてまるで問題にしないこと。眼中にないこと。
・歯牙にも掛けない
問題にしない。無視すること。言葉を出すとき、声が歯(歯牙)にかかるという意味だそうです。癖のある言い方や感情を例えることが多いですが、どんな感情が多いかといえば、悔しさや怒りです。
・奥歯に剣(つるぎ)
腹の中では敵意をもつものの、表面には出さないことを表す。奥歯のように誰も見えない場所に剣を隠せばいざというときに有利な立場になれるというのが語源だそうです。
・歯を食いしばる
苦痛や無念な思いを懸命にこらえることを表す。
・歯の根も食い合う
非常に親しい間柄であることを表す。隣同士の歯が根元からガッチリ噛み合うほどの深い関わりを表した言葉だそうです。
・歯に衣(きぬ)着せぬ
相手の感情を考えずにずけずけと言葉を発すること。歯は服を着ませんが、隠すことの比喩として使われています。歯を隠せば口はあまり開けないので、はっきり言うことはできません。つまり、ずけずけとはっきり言いたいことを言うってことです。これは褒め言葉として使われることが多いそうですよ。
・目には目を歯には歯を
自分がやられたことは同じことをやり返す、という復讐そのものを表す言葉。目をやられたら目を、歯をやられたら歯をやり返すという意味ですね。
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