素敵な笑顔のために、歯がきれいであることはもちろん唇もシワのないぷっくりとした滑らかな唇も大事ですよね。唇は加齢とともにしぼんでいき、だんだんと縦ジワができてしまいます。唇にシワができる原因は、

1.乾燥

　唇は皮膚と粘膜の境界線なので、顔の中でも特に乾燥しやすいところになります。唇には、1）角質層が極端に薄い、2）細胞間脂質が非常に少ない、3）脂肪線がない、4）汗腺がない、5）メラニンを作るメラノサイトがない（メラニンが少ないため日焼けを起こしやすくなり、乾燥しやすくなる）という性質があるため、これらは全て乾燥を引き起こす原因となっています。

2.加齢

　加齢とともにコラーゲンやエラスチンの量が減ってくると、ボリュームが失われてきます。

3.紫外線

　唇の赤色は角質層が薄いため、すぐ下の毛細血管が見えているためです。紫外線を受けると真皮のコラーゲンが破壊され、シワもできますし、くすんだりします。肌よりも紫外線のダメージを受けやすいのが唇です。

4.喫煙

　タバコを吸うと、唇全体が紫色っぽくなり帯状に黒ずみができます。「ニコチン」によって、血管が収縮し、血流が悪くなることで、唇には顕著にその影響が現れてしまいます。また、ビタミンＣが破壊されることにより、色素が沈着しやすくなります。

5．習慣によるもの

　唇をなめる癖があったり、皮をむくという行為も、状況を悪化させるだけです。ついついなめて湿らせようとすると、唇の水分が蒸発する際に、もともとあった水分まで奪われて乾燥を悪化させてしまうことになります。

加齢は仕方ないものではありますが、思い当たる原因があれば注意してみましょう。

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