スウェーデン式歯磨きって何?
2022/09/26
昔は「歯を磨いた後はよくゆすぎなさい!」と言われた記憶はないでしょうか。歯磨き粉を使った後は基本的に口をゆすぐイメージがありますが、スウェーデンでは歯磨き粉を使ったあとに口をゆすがないという指導をしています。
スウェーデン式歯磨きは、歯磨きのあとに虫歯予防に効果を発揮する「フッ素」をより多くお口の中に残すために考案された歯磨きの方法です。最もフッ素濃度が高いのは歯磨きをした直後で、口をゆすぐ回数と比例して減少していきます。その後、唾液によってさらにフッ素濃度は低下していきます。スウェーデン式歯歯磨き歯磨きの後に口をゆすがないため、通常の歯磨き方法と比べてフッ素が口に留まりやすく、虫歯菌の活動抑制、再石灰化の促進、歯質強化の3つの効果により、高い虫歯予防効果が期待できます。その効果は、日本でも研究結果で証明されております。
歯磨きが終わった後、口の中の泡や唾液を吐き出し、口はゆすぎません。べたつきや気持ち悪さがあるときは、ごく少量(大さじ1杯)の水で1回だけ口をゆすいでもよいです。また、二度磨きで2回目はゆすがないようにするものよいでしょう。歯磨きの後は30分程度は飲食は控えましょう。
また、歯周病予防効果の歯磨き剤など、いろいろな薬剤が歯磨き粉には入っていますので、どんな歯磨き粉もゆすがないことを意識していくとよいでしょう。
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