CADCAMインレーって? ~保険治療も進化しています~
2023/03/16
昔、虫歯の治療をした方で、虫歯が歯の半分程で小さくても銀歯が詰めてある方は多くお見えではないでしょうか。数十年前は虫歯の詰め物は保険治療では銀歯ばかりでした。しかし今も銀歯はもちろんありますが、白い詰め物(CADCAMインレー、冠)が保険治療でもできるようになってきました。
CADCAMインレーは、これまで部分的に虫歯のところを銀歯で詰めていたのが、CADCAMインレー(白いもの)でできるようになりました。
CADCAMインレーは、CADCAM(キャドキャム)はComputer Aided Design/Computer Aided Manufacture の略です。コンピューターでデザイン(設計)し、コンピューターを利用して製作するものになります。インレーは小さな虫歯を削った後に付ける詰め物のことを指します。奥歯に入れる部分的な歯として型取りをおこない作製します。素材はセラミックとプラスチックの混ざったハイブリッドレジンとなります。
しかし、どんな虫歯でもできるかというと、CADCAMインレーを保険適用するためにはいくつか条件があります。奥歯の第二大臼歯と呼ばれる7番の歯が上下左右4本ともあれば、小臼歯(4番、5番)から第一大臼歯(6番)まで適用することができます。また、虫歯の治療のために削った穴が歯の一面だけでなく、歯の二面以上にある場合(複雑窩洞)に保険適用になります。
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