舌小帯短縮症って? ~赤ちゃんの舌が短いって言われた~
2023/03/23
舌小帯とは、舌の裏側についているヒダのことをいいます。このヒダが生まれつき短かったり、ヒダが舌の先端に近いところについていることがあり、このような状態を舌小帯短縮症といいます。
「軽度」では、舌小帯が細い紐のように見えますが、舌先を上あごにつけたり、口の横につけたりすることは自由にできます。日常生活での障害はほとんどみられません。「中等度」では、舌を前に出したときに先がハート型にくびれます。舌小帯もしっかりした白い紐のように見えます。舌先を上あごにつけようとしてもつけられず、口の横に舌の先をつけることができませんし、くちびるをゆっくりなめることも苦手です。発音では、ラ行がダ行に近く聞こえたりします。「重度」では、舌を前に出そうとしても下くちびるぎりぎりくらいまでしか出せず、舌を上にあげることができないので、舌小帯が舌の裏に隠れてよく見えない場合もあります。
舌小帯短縮症の赤ちゃん、お子様は、以下の問題を引き起こしやすくなります。
・哺乳障害
舌が上手く動かないため哺乳しにくい。動かせる範囲が狭くなるため、お母さんの乳首を上手く挟むことができません。また、舌が短いと気道の入り口を塞いでしまい、スムーズに呼吸をすることが難しくなります。そのため、舌小帯短縮症の赤ちゃんは、自然と口呼吸になりがちです。
・発音障害
舌先が上あごに触れないので、カ行、サ行、タ行、ラ行がうまく発音できないことがあります。また、口をあまり開けず小さな声になったりします。
・心理的影響
正しい発音ができず、人と話すことに自信を持てなくなったり、コンプレックスを持ったりすることもあります。
当院ではレーザーを活用して切除しております。ご相談ください。
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