歯石ってどんなもの、何?

2023/04/28

歯石ってどんなもの、何?

 歯石は、歯垢(プラーク)が石のように硬くなったものです。プラークは、歯の表面に付着した汚れに、お口の中の細菌(歯周病菌など)が繁殖した状態を指します。柔らかくてネバネバした形状(排水溝のヌメリ様)で、歯ブラシで除去することが可能です。しかし、歯ブラシの仕方が悪かったりして、慢性的に汚れが付着した状態が続いていると、プラークは唾液に含まれるリン酸カルシウムによって石灰化して歯石となってしまいます。歯石になってしまうとハブラシで除去することはできません。

 

 歯石のつきやすい方は、1ヶ月程でも付いたりしますが、つきやすさは体質に左右されるので、個人差があります。歯石がつきやすい体質の方は、プラークを残さないようにすると歯石が付くリスクを減らすことが可能です。歯石が付きやすい場所は、唾液のリン酸カルシウムに作用するので、大きな唾液腺がある付近に付きやすいです。耳下腺がある上の歯の奥歯の外側や、舌下腺のある下の前歯の裏側は歯石が付きやすい部分です。

 

 石取りをしないと虫歯や歯周病のリスクが高くなります。歯石の表面はザラザラしているので、汚れやプラークが自分の歯よりも付着しやすく、細菌が繁殖しやすい環境になります。虫歯や歯周病の細菌は、歯の表面に残っている汚れのなかで増殖するので歯石取りをしないと、細菌の増殖を助けてしまいうことになります。

 

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