お子様の舌、正しい位置にありますか?
2019/07/29
★舌の位置と歯ってどんな関係なの?
食べ物をかむとき、飲み込むとき、おしゃべりをするときなど、舌は毎日大活躍をしています。しかし私たちは、舌の動きをほとんど意識していません。
実は舌には、きちんと収まるべき定位置があります。定位置に収まることが出来ずに、下がってしまい、歯並びに悪い影響を与えるかどうかは、「舌の筋肉」」が十分に発達しているかどうかにかかっています。
では舌の定位置は、本来どこなのかというと、唇を軽く閉じてリラックスします。この時、舌はどこにあるでしょうか?舌全体が上あごの天井にピタッとつき、舌の先は、上の前歯に触れるか、触れたとしても前歯の根元に軽く触れるぐらが、定位置になります。
★舌&唇の筋トレでよい歯並びに!
筋力不足で、舌が下がって姿勢が悪くなっている状態を「舌癖」と呼びます。そして、舌癖のある人は「開咬(前歯があいた歯並び)」という不正咬合になりやすいです。
テレビを見ている時に、口をポカンと開けてしまう、真面目な顔をすると、口元がへの字になってしまう、飲み込む時に、口元にギュッと力を入れないと飲み込めない、などお子様にありがちな筋力不足タイプの舌癖は、簡単な舌や唇の筋トレを続ければ、改善ができることがあります。
お子様の時の訓練で、よい顎の成長をうながして、将来面倒な矯正治療にならないようにしていきましょう。当院では、このようなお子様に舌や唇の訓練をお勧めしています。