上の前歯が少しガタついている ~マウスピース矯正でお手軽に治しやすい~
2023/09/07
「上の前歯の段差が気になって」「上の前歯がちょっとガタついているところが気になって」「上前歯の隙間が気になって」など上の前歯は笑顔で一番気になるところですよね。
歯並びを治すなら「矯正」か「被せもの(補綴)」で治していくことになります。被せもの(補綴)はメリットとして早く治すことができますが、健康な歯を削らないといけないというデメリットがあります。矯正はその反対のメリット・デメリットになります。私はどちらかと言うと、健康な歯を削るデメリットを重視したいので、矯正で治すことを提案することが多いです。
矯正治療も昔ながらのワイヤー矯正もありますが、今は日常生活でも目立たないマウスピース矯正がお勧めです。
マウスピースは就寝時はもちろん、普段も装着していても話すことはできるので、食事時以外目立たず装着することが出来たりします。マウスピース矯正は、歯を引っ込める場合は、歯が重なっている場合は歯を0.5ミリ程まで削って、その隙間を利用して引っ込めることになります。反対に上の前歯の場合、引っ込めるより前に出す方が歯を削る量は少なくなります。上の前歯は下の前歯とのかみ合わせがあるので、引っ込めるより出す方がかみ合わせを考えずにできるので手軽です。歯と歯の段差がなくなれば、それなりにキレイな歯並びに見えます。
歯を削るというとどうしても痛いイメージがあると思います。歯を削るときは虫歯の治療が多いですが、虫歯の治療で歯を削る時は多くの場合、エナメル質の内側にある象牙質というところまで虫歯が進行しています。象牙質の内側には歯髄(歯の神経)があるので、象牙質まで削ると神経に響いて痛みを感じてしまします。しかし、マウスピース矯正で歯を削る場合は、歯と歯の間を削っていくわけですが、0.5ミリはエナメル質の表層だけしか削りませんので、痛みを感じることはありません。
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