ホワイトニングの歯磨き粉を使っていても歯が白くならない?!
2023/09/29
「ホワイトニング用の歯磨きを使っているんですが、あまり白くならないんですよ」と思っている方もいるでしょう。
「歯の黄ばみ」といっても、歯の汚れなのか歯本来の黄ばみなのかによって違ってきます。ホワイトニング歯磨き粉で効果が期待できるのは「歯の汚れ」の場合です。お茶、コーヒー、ワインなど食品による色素沈着、タバコのヤニ、清掃不良などの方です。ホワイトニング歯磨き粉で効果が期待できないのは、「歯本来の黄ばみ」であり、加齢によるもの、汚れがなくても黄ばんでいるもの、神経をとった歯の方です。
歯磨き粉に、歯を漂白する薬剤を入れることは、日本の法律で禁止されておりますので、歯科医院で行うようなホワイトニングとは違って、あくまでもできるだけ汚れを落としてきれいにするということで「ホワイトニング歯磨き粉」として販売されています。
歯を漂白するためには、歯科医師・医師でないと使用できない薬剤を使います。消毒剤として使用されている「過酸化水素」の酸化力に基づく漂白作用で、歯のホワイトニングに応用されています。ホワイトニングのメカニズムは過酸化物による有色物質の分解作用です。フリーラジカルが有機性着色物質を分解して低分子の無色の物質となることにより漂白作用が発現します。
ホワイトニング歯磨き粉を使用していても、まだ黄ばんでいると思われる方は、ホワイトニングをしていただくと、白くきれいな歯になります。
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