糖尿病と診断されたら ~歯科医院も定期的な受診が大事です!~
2023/10/31
歯周病の原因は、プラークという歯のネバネバとした付着物の中に潜む歯周病菌です。プラーク中の歯周病菌は、毒素を出し、歯ぐきを攻撃します。すると歯ぐきに炎症が起こり、歯磨きをする時に歯ぐきから出血がすることがあります(歯肉炎)。初期の段階で、歯科医院による徹底的なプラーク・歯石の除去や、適切な歯磨きを行えば、炎症はこれ以上進行することはないのですが、放っておくと、炎症がどんどん進行していきます。歯周病菌は空気を嫌う菌なので、空気のない歯と歯ぐきの隙間の中にどんどん潜り込んでいきます。歯と歯ぐきの隙間の中で、歯周病菌が活発になり、やがて歯を支える骨まで溶かしてしまい、歯がぐらぐらしていきます。
歯周病はさらに全身疾患があると、より歯周病を悪化させることになります。一番よく知られているのが「糖尿病」です。
高血糖が続くと、以下の変化が起こります。