歯磨きで出血する! ~早めに治さないと大変なことに~
2023/11/24
毎日の歯磨きの際に歯茎から血が出たりしていませんか?歯茎か出血出血にはいくつかの原因がありますが、放置しておくと思わぬ事態を招いてしまうことも?!。歯茎の出血に気づいたら、早めに歯科医院を受診することをお勧めします。
歯を磨くと血が出る場合は、
1.歯肉炎・歯周病
2.虫歯
3.歯ブラシが合っていない
4.歯に何かが詰まっている
5.口や歯以外の病気
などが原因として考えられます。
1.歯肉炎・歯周病
「歯肉炎」は歯茎のみの炎症を指します。「歯周炎」は歯茎の周りに炎症が広がり、歯を支える骨を溶かしている状態です。歯肉炎の原因は、主に口腔内に残存した歯垢(プラーク)と歯石になります。お口の状態にあったホームケア(歯ブラシ、歯磨き粉など)の仕方を歯科医院で指導してもらって、歯石がある場合は歯石除去を繰り返し行っていくことで炎症が改善していきます。歯周病は治療を継続して行っていかないと、進行していってしまいますので、歯科医師の指示に従っていきましょう。
2.虫歯
小さな虫歯でも、歯茎に近い部分や歯と歯の間にできた場合は、歯茎に炎症が起こり出血しやすくなります。歯茎付近に歯垢や食べ物がたまりやすくなるからです。
3.歯ブラシが合っていない
必要以上の力で歯磨きを行うと歯茎を傷つけてしまい、出血させてしまいます。お口の状態にあった歯磨き方法を歯科医院で指導してもらうとよいでしょう。
4.歯に何かが詰まっている
食べかすなどが歯と歯の間に詰まっていると、歯茎が押されて傷が付き出血を起こす場合があります。食べかすが詰まっていると菌が増殖するため、炎症を起こしていきます。
5.口や歯以外の病気
「糖尿病」「骨粗鬆症」「高血圧」等が原因で出血が起こる場合があります。また、薬の副作用で歯茎の腫れや出血が起こることもありますので、歯科医師に確認してもらってください。心筋梗塞や脳梗塞の治療のため抗凝固剤を服用している場合、歯肉炎でなくても歯茎から出血することもあります。
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