口から食べるって幸せなこと!!
2024/04/05
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」
普段何気なく食事をしていますが、食事の時に「口から食べる」ことは生き物にとって当たり前のことですよね。でも食べるという当たり前のことが出来なくなったことは経験したことあるでしょうか。病気やけがなどの理由で口から食べることが難しくなった場合、胃などに直接栄養や水を取り込む人工栄養(経管栄養)となったりします。また、高齢になると体の筋肉だけでなく、食事を飲み込みにくくなったりします。もちろん歯がなくなって入れ歯で食べづらいってことになる方もいるでしょう。私も以前、病気で入院してしばらく口から食べることができませんでした。初めて食事ができたときの思いは今でも覚えております。
口から食べることは、単に栄養を摂取するだけではない、様々なメリットがあります。
1)食べものを認識して、手で口まで運び、歯で噛んで味わって飲み込むという食べるための一連の動作は、何となく行っているようでも、実際には脳の指令によって、さまざまな情報伝達、指令系統を働かしています。これら一連の動作は神経系の活性化につながっています。
2) 食事は見た目や匂い、食感や味覚などの五感を刺激します。「おいしい」といった感覚・感情も、脳を刺激し活性化させます。また、噛むことで、脳の機能を向上させる効果もあります。そのため入れ歯よりも自分の歯で噛めることがとても大事になってきます。
3)口から食べて、噛むことで唾液が多く分泌されます。唾液にはお口の中を清潔に保つための自浄機能があり、口の雑菌繁殖を抑え、口の中のトラブルだけでなく、肺炎などの病気の予防になります。
4)家族や友人、周囲の人びととの会話も楽しめる食事や、季節感を感じることのできる食事は、 満足感や充実感を得ることができQOLも向上します。口から食べることの楽しみは何よりも生きる楽しみとなります。
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