虫歯の治療をしたけど歯茎が腫れた! ~神経が死んでしまったかも~
2024/05/08
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」
先日、他の歯科医院で虫歯治療をして1ヶ月ほど経って、歯の痛みとともに頬が腫れた患者様が来院されました。話しを聞くと、大きな虫歯で神経は残して詰め物をしたそうです。
大きな虫歯で、神経の近くまで虫歯だった場合、消毒をして神経をできるだけ残す治療をすることは多いです。歯の神経を抜いてしまうと、歯の寿命が短くなってしまうなどのデメリットがあるため、可能なかぎり歯の神経を抜かない治療を私もしております。
神経や血管には歯に栄養を送る働きがあります。歯の神経を抜くことでこの働きが失わるため、歯が長持ちしにくくなります。もちろん日頃の歯の手入れによっても変わってはきます。歯そのものの代謝がなくなり、徐々に脆くなっていってしまうため、固いものを噛んだときに破折してしまうことも高くなる傾向があります。また、歯に変色も生じるため、前歯など目立ちやすい部分では、見た目が損なわれてしまったりします。
神経近くの虫歯だった場合、神経をできるだけ残す治療をしても、その後に細菌感染が徐々に神経に波及していくと、神経が死んでしまう場合もあったりします。神経が死んでしまって、細菌が繁殖した場合、歯の根に「膿」が溜まります。その膿が歯の根元の歯茎に流れて、腫れることがあります。また、強い細菌が感染した場合は、さらに腫れが大きくなって頬まではれてしまうことがあります。この場合には膿を出す切開が必要となり、神経の処置も行っていきます。
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