スマホが原因で“顎が痛い! ~「スマホ顎関節症」が増加~

2024/05/15

スマホが原因で“顎が痛い! ~「スマホ顎関節症」が増加~

「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」

 

 「顎関節症」とは、①口を動かすと耳の前にあるあごの関節から「音」がする、②顎関節や頬やこめかみあたりの筋肉に「痛み」がある、③十分に「口が開かない」、これらの症状が1つ以上あれば顎関節症と診断されます。また、これらの症状のほかに頭痛、肩こり、めまい、目の疲れなどの多様な副症状がみられることもあります。

 顎関節症は、「日本人の2人に1人は、一生のうちに経験する」とも言われています。厚生労働省の調査では、「口を大きく開け閉めした時にあごの音がする」と答えた人の割合は男性より女性が多く、特に20代~40代女性に多いです。

 

 最近、顎関節症になる方が増えているということであります。その1つとして、長時間のスマホ使用による「スマホ顎関節症があります。

 スマートフォンを操作しているうちに、自然と“猫背”になってしまい、頭がぐっと前に出て、必然的に人間の頭の骨格、顎の部分が前に突き出された状態になってしまいます。正常な位置では、顎は後ろに引いていますが、猫背になるとこれが前に出てきてしまい、このずれた状態が長く続くと、負担になっていくのです。また、正常な状態ではあごを後ろに引いていて、口は閉じているのだけれど、歯は接触していないのが正常で、上下の歯が接触している時間は、1日20分程度が正常な状態です。スマホは長時間下を向いていることが多いため、上下の歯が接触してしまい、口周辺の筋肉が緊張した状態が続き、歯や顎に負担がかかります。パソコン操作でも同じような状態であれば顎関節症になっていきます。

 顔が前につっこんでしまっている「ストレートネック」という状態の首こりは、「胸鎖乳突筋」という首周りの大きな筋肉のが固まって凝ってしまいます。この筋肉を伸ばすだけですっきりします。顎を身体の中にしまうイメージでひきつけ、顎を天井にぶつけるイメージで持ち上げます。さらに首を左右にひねっていくと効果が上がります。

 

 

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