大きく口を開けると「ガクッ」と顎の音がします! ~顎関節症について~
2024/05/29
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」
最近、口を開け閉めする時にカクカクやガクッと音がめかみのしたり、また顎のあたりに痛みがあって開けにくくなった、などという症状はありませんか?これらは「顎関節症」の1つかもしれません。
「顎関節症」で主に見られる症状は、
・顎を動かすと、耳の前あたりでカクカクやジャリジャリと音がする。
・顎を動かすと、耳の前あたりに痛みを感じる。
・口が開けにくいと感じるようになった。
・硬めの食べ物を噛む時に、頬の筋肉やこめかみのあたりが痛い。
・口を開ける時に、左右どちらかにずれているように見える。
顎関節症の症状のうち、耳の前あたりで音がするだけで、痛みなどが無いものは、すぐに治療の対象とはならないことが多いです。ただ、音があまりにも大きく、日常生活に支障がある場合は、マウスピース治療などで軽減させていきます。
顎に痛みがある場合には、最初に投薬治療を行います。痛みがある場合には、鎮痛剤を使います。筋肉の凝りが原因と考えられる場合は筋肉痛に効くような薬を使います。
口が大きく開けられないような場合には、投薬治療とともにリハビリ訓練も一緒に行っていき、早く元のように大きく口が開けられるようにしていきます。それでも改善しない場合は、マウスピースを使う方法もあります。マウスピースで、上下の噛み合わせが均等に接するようにします。そうすると顎の関節が正しい位置に戻り、筋肉の緊張がとれ、スムーズに動かすことができるようになります。
痛みなどの症状が一時的なものであれば、様子をみても良いでしょうが、1週間ほど様子を見て改善が見られないようであれば、歯科医院に受診してください。
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