歯を失った場合はどんな治療があるの?  ~メリット・デメリット~

2024/08/22

歯を失った場合はどんな治療があるの?  ~メリット・デメリット~

「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニック(ホワイトエッセンス大清水)です。」

 

 むし歯や歯周病で歯が抜けて、お困りの方も多いのではないでしょうか?また、外傷で歯を失ってしまう場合もあります。歯を失ってしまった場合、失った箇所をそのままにしておくと全体の歯並びや噛み合わせに影響し、お口の中や身体全体の健康面においても良い状態とはいえなくなります。今回は、歯を失ってしまった時の3つのおすすめの治療法をご紹介いたします。それぞれの治療法にはメリットとデメリットがありますので、ご自身の生活などに合わせて、選択をしてもらうとよいでしょう

 

1)入れ歯

入れ歯は、失った歯の代わりに人工樹脂で連結して作られた人工の歯です。健康な歯と歯ぐきに入れ歯を固定することにより、食べ物を噛む機能を回復させます。失った歯の場所により、入れ歯は1本からの作成が可能です。主には連速して3本以上歯を失ってしまった場合に適した治療です。連続して3本歯を失った場合は、保険ではブリッジができないためでもあります。

【入れ歯のメリット】

・3本以上歯を失ってしまった箇所でも治療が可能

・取り外しができるので洗える

・バリエーションが多いため、症状に合わせた製作が可能

・保険適用の入れ歯もあるため比較的安価で治療できる

【入れ歯のデメリット】

・両隣の歯にかけた金具に汚れが溜まりやすいためむし歯や歯周病のリスクがある

・金具をかけた部分に負担がかかるので両隣の歯の寿命を縮めるリスクがある

・慣れるまで違和感があったり、食事や会話に支障がでたりする可能性がある

・固定している金属により見た目を損なう恐れがある

 

2)ブリッジ

 失った歯の両隣の歯を削って、失った歯と両隣の歯を連結させた被せものを装着する治療法です。主に失った歯の本数が1~2本の場合に行われます。入れ歯のように取り外しはできませんが、しっかり固定されているので安定感があると感じるでしょう。

【ブリッジのメリット】

・しっかり固定されているため、違和感が少なく、安定感がある

・保険適用される場合があるため、比較的安価に治療できる

・インプラントに比べると治療期間が短くすむ

【ブリッジのデメリット】

・被せもので固定するため、健康な両隣の歯を削ることになる

・支えている健康な歯の寿命を縮めるリスクがある

・ブリッジと歯ぐきの間に汚れが溜まりやすいため、むし歯や歯周病のリスクが高い

 

3)インプラント

 歯を失ってしまったところに、人工の歯の根っこ(チタン製)を埋め、その上に人工の歯のかぶせ物を取り付けます。インプラントは天然の歯に一番近い構造を持っています。

【インプラントのメリット】

・インプラントは顎の骨を固定源に独立しているため、周囲の歯に負担をかけない

・顎の骨に打ち込むため、噛んだ際の食感が天然の歯とほとんど同じように感じることができる

・天然の歯と近い構造のため、自然で審美性の高い見た目を実現できる

【インプラントのデメリット】

・外科手術が必要となる

・人工歯根を埋め込む顎の骨が薄かったり弱かったりする場合、事前に骨組織を増やすための手術が必要になる

・検査結果次第では、治療を受けることが出来ない場合もある

・インプラント治療は原則保険適用外のため治療費用が高くなる

・定期的なメンテナンスや自宅でのケアを徹底する必要がある

 

 

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