インプラントは治療して終わりじゃない! ~インプラント周囲炎~
2024/10/17
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニックです。」
自分の歯が残念ながら残せなくなって、抜歯した後の治療法の1つとしてインプラント治療があります。保険適応ではないので、インプラント治療をされる方は少ないかと思います。インプラント治療は済んだら終わりというわけではなく、メンテナンスを怠るとトラブルが起こる可能性が高まることをご存じでしょうか。そのひとつが「インプラント周囲炎」です。
天然歯は歯根の周りの歯根膜によって血液を歯に供給し、細菌に対する抵抗力を高めています。ところが、インプラントには天然歯と違って歯根膜がありません。歯根膜がないためにインプラント周辺の歯周組織は細菌への抵抗力が弱く、感染しやすいものです。
普段入念に歯磨きをしているつもりであっても、インプラントの間に歯垢が溜まってしまい、細菌感染を引き起こしてしまうケースもあります。細菌感染による炎症は、次第に歯茎を弱くし、骨を溶かしてインプラントをむき出しにしてしまうことにもなりかねません。細菌感染による歯周炎で歯茎に様々な影響が出ると、インプラントのメリットも損なわれてしまうだけではなく、治療そのものも難しくなります。
インプラント周囲炎を予防し、インプラントを長持ちさせるためには、定期的に歯医者さんへメンテナンスに行くことが重要です。
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