歯の神経はできるだけ抜かない方が良い?!
2024/11/07
「こんにちは。名古屋市緑区の歯医者:たけうち歯科クリニックです。」
虫歯を放置していたら痛くなり歯医者に行って「歯の神経を抜くことになりますね」と言われたりした方もいるでしょう。神経取るのは怖いなって思った経験はありませんか。そもそも虫歯を放置しているのがよくないことですが、神経をとって大丈夫かと心配される方もいるのではないでしょうか。
歯の神経を抜くデメリットとしては、
1)歯の寿命が短くなる
歯の神経を抜くと、歯に栄養を送る血管まで無くなります。歯に十分な栄養が届かなくなるため、強度が低下して歯が脆くなって寿命が短くなります。歯の神経を抜く処置(抜髄)によって歯の痛みがわからなくなるのはメリットですが、痛みによって歯のトラブルに気付けなくなるデメリットがあります。
2)歯の色が変化する
歯の神経を抜くと血液中の鉄分が変色します。その変色した鉄分が透けて、歯の色が暗く見えます。
3)虫歯の進行や再発に気づきにくい
歯の神経を取ると、その歯の痛みや歯がしみる感覚が失われます。その結果、気が付かない間に虫歯がすごく進行したり、再発していることがあります。
歯の神経(歯髄)を抜く処置(抜髄)は、重度の虫歯で虫歯が神経にまで拡がっている場合、痛みを落ち着かせる治療をしても痛みが引かない場合には、どうしても行わなければなりません。また、歯の神経がなんらかの原因ですでに死んでしまっている場合も神経を抜かないといけません。神経を抜くことがないように、早めに歯科医院に受診するようにしましょう。
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