歯が少ない子が増えた?!先天性欠如歯

2019/10/14

歯が少ない子が増えた?!先天性欠如歯

★先天性欠如歯ってなに?

先天性欠如歯とは、もともと生えてくるはずの歯が生えてこないというもので、人間の進化に伴う退化現象の一種だと考えられています。本来なら、あごの中で出来るはずの歯の芽ができなかったり、できても育たなかったことによって起こります。ほとんどが原因不明であります。歯がないために、噛み合わせや咬む効率が悪くなったり、見た目がよくなかったり、様々な問題が起こりがちなので、注意が必要です。

★健診で早期発見を!

先天性欠如歯の診断は、レントゲン写真が決め手になります。先天性欠如歯は早期に調べることができ、3歳過ぎになると、永久歯の歯胚(歯の芽)は、乳歯の下に準備されてくるからです。レントゲンで、乳歯の下に永久歯の歯胚の像がない場合は、永久歯の欠如が予測されるというわけです。先天性欠如歯の場合、乳歯の虫歯予防がとても重要になってきます。将来ずっと乳歯で過ごしていくためです。虫歯の発生する時期を考えると、乳幼児の時期から歯科医院で確認してもらうことがよいでしょう。

★治療は多岐に。

欠如歯の本数、噛み合わせの状態などにより、適用される処置は異なります。お子様のお口や骨格の状態を調べさせていただき、いつの時期にどのような治療をするのが望ましいのか、残っている乳歯がいつ頃まで歯列に残っているか(実際には難しいですが)、乳歯が抜けてしまったらどうするかなど、具体的な方法を説明させていただきます。今後の長期的な展望が見えてくると、いざというときの準備ができて、安心していただけるのではないかと思います。

 

 

 

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