私は、よほどの理由がなければ歯を抜かないようにしております。ただ、医学的にどうしようもない歯や何をしても症状が改善しない歯は、他の残っている歯に悪影響を及ぼしたりするので、そこは抜歯をお勧めしております。でも、患者さんにとっては、抜歯は辛い選択ですよね。不安も多いかと思いますので、抜歯する前と後で知っておいてほしい注意事項などをご紹介させていただきます。

★抜歯の前には・・

■持病の薬は必ず申告してください！

　昔は狭心症や脳梗塞などの治療で血液をサラサラにする薬を服用している方は、抜歯前の休薬を行っていましたが、今は休薬することなく抜歯を行いますので、勝手に休薬をしないでください。必ず服用している薬を申し出てください。最近は、骨粗しょう症薬や病院での注射薬など、抜歯した後にあごの骨が腐ってしまうような注意すべき薬もあります。

■体調管理には気をつけましょう！

★抜歯の後には・・

■ガーゼは指示された時間ちゃんと噛もう！

　傷口をおさえ止血するために、抜歯後にはガーゼを少なくとも30分間はしっかり噛みましょう。先生の指示通り噛んでいてください。

■ブクブクうがいはダメです！

　傷口にふたをしてくれる血餅が、うがいや舌で触れたせいでなくなってしまうと、骨が露出して痛みが長く続いたり、再出血となったりします。お口をすすぎたいときは、水をそっと含む程度にしましょう。抜歯した日は歯みがきもお休みしましょう。

■その他、入浴や運動、食事（飲酒も）など指示に従って！

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