生き物たちの歯について、以前のブロブでは「本数部門」でカタツムリが1万本以上の歯を持っていること、「重さ部門」でゾウが100kgを超える歯であることをお伝えさせていただきました。今回は生き物の歯の長さについてお伝えさせてていただきます。

　　　【長さ部門】

　みなさんは、この長さ部門の生き物はなかなか知らない生き物ではないでしょうか。

『イッカク』

　北極圏の海にいてクジラの仲間です。頭から突き出たように見える長い物体。実はこれが「左側の犬歯」だそうです。上あごを突き破って、ねじれながら伸びていき、長いものでは3mにもなります。長い牙を持っているのは、基本的にオスです。繁殖期にはその長さで、個体の優劣を決めているそうです。右側の犬歯は？って思いますよね。右側の犬歯は骨の中に埋もれているそうです。不思議ですね！

　もちろん「重さ部門」のゾウも、口の両脇から突き出た門歯（牙）が3ｍ以上になりますが、「体長を超える長さ」という点ではイッカクになります。

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