大人の歯茎下がりに気をつけて!

2020/06/17

大人の歯茎下がりに気をつけて!

 大人のカラダの変化で、血圧や血糖値、コレステロール値、尿酸値など上がるものもあれば、筋力や新陳代謝、ボディラインなど下がってしまいますうよね。注意が必要ですが、お口の中では、歯ぐきが「下がる」ことのリスクを知っておきましょう。

■「歯ぐきさがり」は40代で8割以上

加齢や歯をみがく力が強すぎる習慣など、さまざまな要因が引き起こす「歯ぐき下がり(歯肉退縮)」は、30代から発現者が増えてきます。40代では8割以上、50代以上ではほぼすべての人に歯ぐき下がりが起きているという調査結果報告もあります。最近、食べ物が歯にはさまったり、歯の根元がしみたりすることはないでしょうか。下がってしまった歯ぐきを元に戻すのはできないので、「もしかして・・?」と気づいたら、適切なケアをすることが大切です。

■無防備な象牙質が菌や酸に狙われる!

歯ぐきが下がると、それまでは歯ぐきに守られていた歯の根元の象牙質が露出してしまいます。象牙質は、歯ぐきから上を覆っているエナメル質に比べてとってもデリケートなものになります。硬さはエナメル質の1/4未満の上、酸に弱くて溶けやすい性質です。この弱い部分がむき出しになって、細菌や酸にさらされると、むし歯リスクも増大します。

■適切なケアと予防でリスク軽減を!

下がってしまった歯ぐきを元に戻すことは不可能です。なので予防をしていきましょう。まずは、さらなる歯ぐき下がりを予防すること。みがく力が強すぎる場合も歯ぐき下がりの原因になるので、歯科医院で一人一人のお口の状態にあった歯みがき指導(ホームケア)を受けてみましょう。露出し始めてしまった歯の根元虫歯の予防にはフッ素が有効です。また、歯ブラシでは6割ぐらいしか取れない細菌を、歯科医院でのプロケアできれいにしていただくことも大切なことになります。プロケアでは根元強化のコーティングなども行っております。

 

 

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